過食嘔吐の夜、雨

 

過食をした。

玄関の扉を空けて靴を脱ぐのももどかしくチョコとアイスと適当にマヨネーズをかけたご飯を食べる。

トイレで戻すその瞬間がめんどくさくて(でも快感でもある)ひたすらつめこむ。

キリのよいキリはこない。

キリをつけるか、とお風呂を沸かしながらトイレに向かう。

吐いた後はむくむし冷えるし汚らしい

だから風呂を沸かす。

 

吐く

喉の奥に指を突っ込んで

酸っぱい液がやってくる

吐く

流れてくるあずきバー

チョコ

刺身

マヨネーズは見えないがその風味がする

 

便器が食べ物でいっぱいになって胃が落ち着いたら流す

レバーを直接触れるのは不潔だから、一度手を洗ってから

 

 

めんどくさい

吐くのは何よりめんどくさい

なのに儀式のように

毎回同じパターンをたどる

結局2018年5月7日は嘔吐で彩られた

 

 

でも、なんかべつに嘔吐を悪いこととは思ってない

必要な儀式だと思ったら そんな気がする

 

変な表現だが、明るい嘔吐 とか 健全な過食 である

 

 

痩せもしないだろうし 太りもしないだろう

許されないことをしてるなんて思うとますますやめられなくなるから

進んで行う儀式とする

 

 

洗濯機の中に洗濯物入れたままだ